DEHANA日誌⑨「入稿する」4/5

今週の進捗報告です。

 

入稿しました!これで製作は完了です。昨年末から企画を具体的に練りはじめて、1月から3月まで一気に駆け抜けてきました。苦しいことは間々ありましたが、情熱を持って取り組める仕事でした。完成できて一安心しています。

 

……実際合同誌のようなものを作ったのは初めてだったし、そもそも同人誌の製作は2冊目だった(しかも1冊目は紙で頒布できなかった)ので、果たして無事に完成させられるか、企画段階はかなり不安でした。そもそも2021年の今、原稿を引き受けてくれるような方がいるのだろうかとか、A4判なんてちゃんと組版できるだろうかとか、そもそも時間が足りるのかとかとか。自分の側の課題はともかく、寄稿依頼で声を掛けた方々のほとんどが二つ返事で引き受けてくれたのは驚きであり、ありがたいことでした。この人たちは本当に花映塚が好きなんだなと思い、そういう方々と一緒にものづくりができたのはうれしかったです、素直に。

 

製作自体は3ヶ月ですが、それだけの短期間で作れたのはこれまでの蓄積があったからです。私は2008年末からこのゲームを始めたのですが、一番遊んでいた当時の経験は間違いなく本文の節々に反映されています。ある記事は、2009年に自分が作った解説動画(アナウンス付き)をベースにしているのですが、今になって当時の動画を見返して文章にまとめ直したりしました。10年以上前の自分の声を聞かなくてはならない苦痛!でも内容はオリジナルなものなので苦い顔をしながら書きました。そして2016年から書いているこのブログも当然ソースになっています。主にこのブログを機に海外コミュニティとの繋がりを持つようになったのでした。

 

今回の製作はリアルタイムにゲームを攻略したというよりは、これまでの蓄積を一冊にまとめるという色合いものでした。これはおそらく私だけでなく、寄稿者の方々もそうだったと思います。これも『アル花』との違いでしょう。これまで遊んできて得た知見が十分にあったので、それだけでも相当な分量になりました。

 

もし、もしも次の花映塚攻略本が出るとしたらどんなものになるでしょうか。あまりに気が早すぎる話ですが、5年後か10年後か、また別の切り口からの本が出てくれたらいいなと思っています。誰かー。

 

さて入稿も済んだことなので、来週からはこの本の見どころを紹介してみようかと考えています。編者として、目次よりも詳しく、各記事の推しポイントを挙げていこうかなと。発売まで1ヶ月ほどですが、もうしばらくお付き合いくださいな。

 

ではこの辺で。

 

<今週の作業用BGM>